洗濯機のホース外れや浴室のあふれで下の階に水漏れさせてしまった場合、対応の順番は「止水 → 謝罪と連絡 → 原因確認 → 保険手続き」です。焦ってその場で金銭の約束をしないことも大切です。
まず行うこと
- 止水し、これ以上漏れない状態にする
- 管理会社へすぐに連絡する(下の階への連絡や立会いは管理会社を通じて行うのが原則です)
- 下の階の方へお詫びを伝える。賠償の具体的な金額の約束は、被害範囲の確認が済むまでしない
- 原因となった箇所・状況を写真で記録する
賠償の考え方
- 自分の過失で他人に損害を与えた場合、民法709条により損害賠償の責任が生じます
- 対象になる損害は、下の階の内装(天井・壁・床)の原状復旧費用や、濡れた家財の修理・買替え相当額などです
- 賃貸契約で加入した火災保険に「個人賠償責任特約」が付いているのが一般的で、こうした賠償を保険でまかなえることがあります
- 保険会社(または管理会社経由の保険窓口)へ事故報告をし、示談は保険会社の確認を経て進めるのが安全です
原因が自分でない場合
壁の中の配管など建物側の劣化が原因の場合は、賠償責任は貸主側の問題になります。原因調査の結果を確認してから、責任の所在を判断してください。
よくある質問
Q. 個人賠償責任保険に入っているか分かりません
契約時の火災保険の証券を確認してください。賃貸向け火災保険の多くは、借家人賠償責任と個人賠償責任がセットになっています。
監修: 現役不動産エージェント(東京23区の賃貸担当)。本記事は民法に基づく一般的な説明で、個別の責任判断は専門家に確認してください。