この記事を読めば、FP2級試験の合格率から分かる難易度や合格に必要な勉強時間の目安を知ることができます。試験概要に関しても触れており、迷う方が多い技能試験についても解説しています。独学合格を目指す方向けのコツについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
FP2級とは、年金や保険、税金、不動産などの「お金に関するスペシャリスト」を証明する資格のことです。国家資格のため信頼性も高く、知名度や人気の高さも相まって毎年多くの方が受験している資格です。仕事として活用できるだけでなく、日常生活の節税対策にも活用することが可能です。
項目 | FP3級 | FP2級 |
---|---|---|
受験資格 | 誰でも受験可能 | 受験資格あり |
試験科目 | 個人向け | 個人および法人向け |
試験内容 | 基礎知識 | 実務的な知識 |
FP2級の知識を活かせる就職先としては、以下のような場所が挙げられます。
FP2級では、顧客のライフプランを提案や金融商品や保険を勧めることができるため、金融機関や保険会社へ入社することが多いです。
国税庁が公表している2021年分民間給与実態統計調査の結果によると、FPの資格を活かせる金融業・保険業の平均年収は「677万円」でした。FP2級に限定したデータはありませんが、FP資格を活かせる業界であれば高めの収入を得られる可能性があります。
FP2級と3級には、以下のような違いがあります。
FP3級には受験資格はありませんが、FP2級試験には受験資格が必要です。
FP3級試験に加えて、FP2級試験では法人に対するファイナンシャルプランニングの分野も扱われます。
以下は、日本FP協会ときんざいによるFP2級の合格率推移です。
試験日 | 学科試験合格率 | 技能試験合格率 |
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2024年9月 | 47.1% | 56.5% |
2024年5月 | 59.29% | 54.87% |
2024年1月 | 39.00% | 61.12% |
FP2級試験の合格率は日本FP協会で50~60%程度であり、きんざいでは20~30%前後です。
学科試験はマークシート式で、60問が出題されます。試験科目は以下の通りです。
技能試験は日本FP協会ときんざいで異なり、記述式の問題が出題されます。
FP2級試験は独学でも十分合格を狙うことができますが、適切な教材選びや計画的な学習が重要です。